2023年度「生命を科学する」

The lecture “Life Science 2023”. My classes has started.


 今年度もリベラルアーツ(全学共通教養教育科目・自然科学分野)として学科の複数教員で開講している「生命を科学する」が開講されました。新型コロナ禍の3年間、受講者が減少傾向にありましたが、ポストコロナの今年度、対面を軸とした講義形式に戻り、受講者数も復活した模様です。

 本講義は山梨県立大学との連携授業に位置付けられており、県立大の受講生がいらっしゃる場合は感染症対策とは無関係にハイブリッド授業となります。今年度の受講者は学内学生のみとなったため、リアルタイムの授業は対面のみとしています。昨年度より導入された授業動画記録システムが自動的に収録しているので、見逃し配信可能な状態です。私においては、より良い授業提供のため、振り返りのために視聴しようと思います、動画を通して自分の言動を見るのは恥ずかしいところですが…

 授業4、5、6回は私の担当です。1~3回の生理活性物質が中心の授業を引き継いで、その低分子物質が作用する受け手側=タンパク質について、構造機能相関を紹介します。初回は学部専門講義用に作った今年度のノーベル賞受賞研究に関する構造生物学的考察を転用し、タンパク質の構造機能相関について、他学部の学生にも少しでもなじんでいただけることを目標として授業を進めています。今週は、特徴的な形を持ち、ユニークな機能を示す幾つかのタンパク質に焦点を当てて、授業を進める予定です。