第3回日本の酒シンポジウムに参加しました

The 3rd Symposium for Japanese alcohol on 2023, Sake, Shochu and Wine.

 9月最後の土曜日、新潟大学、鹿児島大学、山梨大学の3大学=お酒専門の研究所を持つ大学の合同シンポジウムが開催されました。3大学持ち回りで毎年実施しているそうで、第3回の今年度は本学での開催となりました。

『-楽酒~焼酎・日本酒・ワイン~ 日本の酒を語る-第3回日本の酒シンポジウム開催』

特大のぼりで皆様をお出迎え

これまで縁の無かったシンポジウムですが、生命環境学部長兼ワイン科学研究センター長のSS先生にお誘いいただきました。発表では無く、対面/オンラインのハイブリッド開催において、オンライン配信の担当を打診されました。授業や学位論文発表会など、学内コミュニティ向け配信は、新型コロナ禍以降、ポストコロナでも部分的に継続的に実施しています。一方、規模の大きい学外向けオンライン配信はほとんど経験が有りません。それでも、事前および直前の入念な準備の甲斐あって、問題無く配信作業をすることができました。

理事の閉会の挨拶まで無事に配信

 シンポジウム前半は、配信のクオリティに問題無いかが気になり、講演内容に集中するのが難しい状況でした、というのも、過去、講演会にすっかりのめり込んで大小様々な配信ミスをしでかした経験があるので。それでもメモを取りながら、後半は安定な配信を確認した上で、結構のめり込んで講演を拝聴していました。

 大学講義室での第一部を無事に終えて、酒の会の第二部は、甲府駅近辺のホテルに会場を移し、テイスティングに関する講演を拝聴した後、実際のテイスティングとなりました。テイスティングの講演を拝聴し、第一部動画配信係として「しまったぁ…」と後悔しました。そこまで要望されていませんでしたが、「第二部の講演も動画に収めたかった」と思うほど、4人の先生方の講演は、テイスティングに重要な情報に富むだけでなく、お笑いグランプリに出場できそうなレベルの大爆笑のネタ連発で、あっという間に講演の時間が終了しました。

先生方のトークが楽し過ぎる!

 第一部および第二部を合わせて印象的だった内容を少し紹介します。いずれの大学も、醸造技術の探求に加えて、商用飲料としてお酒の販売市場を全世界に見据え、どのように注目してもらうか、どのように楽しんでもらうか、といったマーケティングを含めて科学的に研究をされていました。また、それぞれのお酒に数千年におよぶ歴史的・文化的背景がある一方で、現代は、多文化的な呑み方も生まれているとのことでした。お酒と食べ物の組み合わせと言えばワインのマリアージュが有名ですが、それを日本酒でも、焼酎でも、ウイスキーで追求することは可能であるし、度数の高いお酒でも、水割りを味わう技術があれば、マリアージュの舞台に上がる、といったことも紹介されていました。

 そして、待ちに待ったテイスティングの時間です。センター長を始めとしたスタッフのご尽力により、日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキー併せてたくさんの銘柄が会場にずらりと並べられました。

ワインは40種類以上!

各ブースにて専門家の解説を聞き、テイスティングを行い、メモを取りながら、順次ブースを訪問していると、こちらもアッと言う間に閉会の時間を迎えてしまいました。実は、日頃はビールしか飲まない私ですが、この日はビール以外のアルコールを堪能することができました。あまりアルコールは強く無いので、たくさん試すことが出ませんでしたが、どのお酒にもそれぞれに楽しみ方があることを改めて知ることが出来ました。来年度もぜひ参加したいと思いました。

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