2024学生実習2週目

Practical training (biochemistry) 2024 2nd week. This week we analyzed a plasmid DNA for an enzyme expression by PCR and restriction enzyme reactions. Then we produced the enzyme and measured its activity.

 学科3年生の学生実習(生化学)は2週目に入りました。振り返ると色々盛りだくさんの1週間でした。組換えタンパク質発現用に調製したプラスミドDNAが適切な状態で形質転換された大腸菌内で保持されているか?具体的には、目的遺伝子がプラスミド上にきちんと挿入されているかを、コロニーPCR、および大腸菌から抽出したプラスミドDNAの制限酵素処理によって分析しました。その後、いよいよ前培養、本培養を得て、タンパク質発現誘導を行い、大腸菌破砕溶液を使って、酵素活性を測定しました。標的酵素はlacZとして有名なβ-ガラクトシダーゼです。本日は、粗酵素溶液の総タンパク質量の定量測定を行いました。来週前半は、その粗酵素溶液について、SDS-PAGEを行い、成分分析を行います。その後、標的タンパク質を変更し、反応速度論解析(ミカエリス―メンテン式に基づく酵素活性の詳細な評価)、結晶化実験を行います。

 

アガロースゲル電気泳動でDNAの分析を行っています。
PCRおよび制限酵素処理による遺伝子断片解析の解説
可視/紫外分光高度計を用いて活性測定およびタンパク質定量を行っています。